涼太は、必死になって掲載されている小説を読んだ。
う~む…
確かに面白い、面白いけど朝の様な感動はないなぁ。
俺は感動の渦の中、止まらない涙で脱水症状を起こすほど、泣ける小説が読みたいんだ!!
「ん?」
涼太はプロフィールの欄に、オフィシャルホームページのリンクを見付けた。
まぁ、とりあえず覗いてみるか…
涼太はホームページを覗き初めて、代表作は書籍化される為に携帯電話から読めない事を知った。
「そりゃそうだよな。
携帯電話から読めるなら、本買わないもんな…」
ホームページには、書籍化されている本のタイトルが並び
"日本中が涙で洪水になった話題作!!
死者、行方不明者1万人におよんだ"
という、発売時のキャッチコピーが記載されていた。
.



