既に時刻は22時をだいぶ回っていた。
要は、大声で叫ぶとかなり近所迷惑な時間帯だ。
余りの叫び声に、涼太の母が注意しようと居間を覗いた…
「涼太!!
あんたいったい何時だと………ハッ!?」
「エッ」
見ると涼太が上半身裸で、テレビ画面に抱き付いていた!!
「涼太!!
中途半端はやめなさい。
脱ぐなら全部脱ぎなさい!!」
って、そこかよっ
涼太もさすがに気まずくて、それからは静かに座ってテレビを見る事にした。
テレビの中では、番組のナビゲーターがドンドン核心に触れていく…
そして、
満たされない想い、愛情が足りないという言葉に、シャコの返事が途切れ途切れになっていく…
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