「じゃあ、とりあえず風呂洗いな」
「洗ったよ~」
「じゃあお湯入れな」
「入れたよ~」
「じゃあ玄関掃除しな」
「終わったよ~」
「じゃあトイレ掃除しな」
いつの間にか、涼太は母に良い様に使われていた…
「ふぅ、やっと風呂に入れる。
終いには、アイロンかけまでさせられたぞ…
風呂といったい何の関係があるんだ?
まぁ、これも修行だ!!」
何のだよ!!
と、思わず突っ込みたくなる様な状況にも関わらず…
シャコのテレビ番組の為に、涼太はいつもより少し早い風呂を3分で済ませた。
そして一人だけ早く晩御飯を胃に流し込むと、テレビの前にスタンバイした。
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