そして、ついに待ちに待った放課後到来!!
俺は孝志の誘いも断り、一目散に帰宅した。
俺は駅までの道を全力疾走すると、ウキウキしながら電車に飛び乗った。
異常な興奮状態にあり、周囲に人が近寄ってこない事がよく分かった。
何か、怪しげな臭いまでしていたのかも知れない…
「ただいま」
いつもより2時間以上早い帰宅。
多分、人生の中で一番早い帰宅時間だ。
あまりに早く帰宅した為、涼太の母は心配して何度も熱を計りに来たくらいだった…
え~い!!
何度も来るなよっ
ケータイ小説が読めないじゃないか!!
適当な事を言って、部屋に来ない様にするしかない。
「今から勉強するんだから、ジャマするなよ!!」
母が今度は、水枕を持ってきた。
俺っていったい…
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