ケータイ小説作家に恋をしました。


涼太はいつもの駅で下車すると、鉛の様に重い身体を引きずりながら、あの大型書店に向かった。


そして…
自動ドアを通り抜けると、レジの前にあるケータイ小説コーナーの前に仁王立ちした!!



本棚には、シャコの出版されている本が全て並んでいた。

涼太は1冊ずつ丁寧に棚から抜き取ると、全て抱えてレジに持って行き…


「これ…
全部買うぞ―――!!」

と、勝ち誇った様に、先日注意された店員に言い放った!!



やった…

ようやく俺は堂々と、"読みましたよメール"ができる。
7冊あれば、当然7回できる計算になる!!

うっひょ~!!


また少し、俺とシャコの距離が縮まった様な気がする…
いや、確かに縮まったんだ!!



涼太は感動の渦の中、ここから7冊も本を抱えて帰宅する現実に途方に暮れた…


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