コンビニの前で孝志と別れると、涼太は駅まで真っ直ぐ向かい電車に乗った。
最近不思議に思う事があるんだが…
なぜ俺が電車に乗ると、モーゼの十戒の様に乗客が避けていくんだ?
空いているシートに座り携帯電話を開くと、お気に入りの一番上に配置されたシャコのホームページを開く。
そして、いつもの様に画面に向かって、優しく話し掛けた…
「シャコ…
必ず全冊揃えて、1冊ごとに感想を書くから…
もう少し、もう少しだけ待っててね。
シャコが好きやねん」
ちょっと関西弁も覚えたし、使ってみる。
よ――し。
今日も帰宅したら、録画しておいた、新喜劇をテープが伸びるくらい見るぞ!!
ここからが、ワイのほんまもんの戦いっちゅう事やねんな。
きばらな、もうかりまへんで~!!
単語の意味は、未だによく分かっていなかった…
ふと涼太が周りを見ると、すっかり車両から人影が消えていた。
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