涼太は授業が終わると、スキップしながら孝志の席に向かった。


「孝志!!
き、き、きた!!」


「涼太、返事が書き込んであったんだろ?」


「うおっ!!
何で分かったんだ!?」


孝志があきれた様に涼太の方を見た。

まぁ、あれだけ授業中にシャココールすれば、誰でも分かるか…


「それで…
なんて書いてあったんだよ?」


涼太は待ってましたとばかり、少女マンガの主人公の様に目を輝かせて言った。

「よ~し、聞いて驚け!!
俺の感想が心に響いた事を、今ここで証明してやる!!

>涼太さん
読んでいただいて、その上感想までありがとう!!
これからも、頑張って更新するので読んで下さいね!!

ど~だ~!!」


「……普通じゃん」


「うほほ~い!!
シャコ、やるなぁ…
俺の気持ちを、バシッと受け止めてくれるとは!!

シャコ~!!
エル・オー・ブイ・イー、ラブリー・シャコ」


「いや普通だって…」


涼太は孝志の言葉を、気持ち良くスルーした。


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