あーぁ
儚い夢だった…
たった48時間の、ドリームツアー。

どうせ夢なら、もっと長い時間見させてくれよな～!!



５時間目の英語の時間、何気なく開いた携帯電話…

気が付くと、無意識にあのケータイ小説サイトにアクセスしていた。


そして…
何度も同じ動きをした指は、そのままシャコの感想欄までノンストップで進む。

しょぼくれた目で、感想欄の書き込みに視線を落とすと…


自分の感想の後に、見慣れない書き込みが!!



き、き、きた――!!


「シャーコ、シャーコ、シャーコ、シャコ!!」


「こらっ堂本!!
授業中に何を騒いでいるんだ!!
寿司なら、授業が終わってから行け!!」


「シャーコ、シャーコ、シャーコ、シャーコ!!」


「堂本っ
授業にならんだろ!!」



涼太の熱い叫びは止まらない。


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