涼太は息を切らせて帰宅すると、昨日と同じ過ちを繰り返さない様に、先に飯を食った。

試しに、小遣いをもう一度打診してみたが、見事に撃沈した…



「ま、まぁいい。
今は小遣いよりも、シャコの作品を読む方が大切だ!!」


ヤセ我慢をしながら、タオルと栄養ドリンクをスタンバイした。


「よし、準備オッケー!!
今夜も読むぜ~」



いいぞ…
いいぞシャコ~!!
俺の期待を裏切らないっ


涼太は栄養ドリンクを握り締めながら、シャコの名を叫んだ!!


「うおぉぉぉっ!!
シャーコ、シャーコ!!」


「うるさいよ涼太!!
何時だと思ってるんだい、近所迷惑だろっ
今度、回転寿司に連れて行くから我慢しなさい!!」


い、いや…
そのシャコじゃなくて、ケータイ小説作家のシャコなんだけどね…


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