ケータイ小説作家に恋をしました。


「な~んだ
失恋じゃねーのか…
ツマンねーな」


「ケータイ小説読んで号泣って…
お前、笑わないのか?」

孝志の意外な反応に、涼太はかなり戸惑った。


「笑わねーよ。
俺も読んで泣くし…」

はぁ?
何だそりゃ!!
こいつ、ケータイ小説を馬鹿にしてなかったか?


「お、お前…」


「いや、俺は前からケータイ小説読んでるぜ。
ただ、涼太が馬鹿にしてるから言わなかっただけだ」


そうだったのか―!!

時代に取り残されていたのは、俺だけだったんだ!!


あ、そうだ…


「た、孝志…
俺の秘密を打ち明けたんだ。
俺に救いの手を差し延べる事は、お前の当然の義務だ」


「なんだよ、その無茶苦茶なこじつけは…」


「続きが読みたいんだけど、何とか方法を考えてくれ!!
今、本屋を追い出されたんだ…」



孝志はあっさりと、悩める小羊涼太に道を示してくれた。


「それなら…」


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