中盤を過ぎ、いよいよクライマックスに向かおうてしている時…
不意に涼太の肩を叩く人がいた。
今一番良いところなのに、一体誰がジャマするんだよ!!
「お客様…
そんな所で堂々と立ち読みされて、号泣までされると他のお客様に御迷惑なのですが…」
その言葉にハッとして周囲を見回すと、他の客が遠巻きに涼太の方を眺めていた。
涼太は本を元の場所に戻すと、逃げる様に本屋を脱出した。
「ふぅ…
あんな所で号泣していると、完全に危ない奴じゃないか!!」
涼太は両手で目をゴシゴシこすりながら、本屋の外で深く反省した。
でも、まだ最後まで読んでいない。
なんとしても、ラストシーンを読まなければ気が済まない!!
どぅおおすればいいんだあぁぁ―!!
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