「なぁ涼太、お前なんで辞退したんだ?
もったいねーな」

「いーんだよ別に」


「それに、何でハッピーエンドだったストーリーを、あとであんな結末に書き直したんだよ?」

「ん?
リアルに近付けただけだよ。
あれは、俺の思いそのままのストーリーだからな…

でも、あきらめてなんかいないぞ。
俺はまだ道の途中だからな!!」


「ベストブレンド…か」

「ん…なんだ孝志?
それより、何でケータイ小説作家だって事黙ってたんだよ!!」


「りょ、涼太っ
携帯にメール受信したんじゃねーのか?」

「おっ
シャコからメールだ!!
うほほ~い!!

シャーコ、シャーコオー!!
シャーコ、シャーコオー!!

おい孝志っ
手拍子しろよ手拍子!!

シャーコ、シャーコオー!!
シャーコ、シャーコオー!!
シャーコ、シャーコオー!!

シャコ―――――!!」



.