ケータイ小説作家に恋をしました。


「おめでとう」


プレゼンターの声を聞いて、思わず顔を上げた。


「シャコ…」



シャコはかなり動揺していたが、仕事と割り切っているのか表彰状を手渡すと元の場所に戻っていった。



そうだ…



そうなんだ。

別に俺は賞金が欲しかった訳でもないし、出版したかった訳でもない…



ただシャコに近付きたいだけで、自分の思いを書き綴っただけなんだ。


ただ…
シャコが好きなだけなんだ。



式典が続く中、涼太の周りだけは違う時間が流れていた。


そして、涼太は決心した…


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