ケータイ小説作家に恋をしました。


出版社の社員や関係者に見守られながら、会場の前に設置された表彰台の横に立っていた。

大きく強いライトが逆光になり、一体誰がいるのかまったく見えない…



そんな涼太をよそに、会場に表彰式の開始を知らせるアナウンスが流れた。

そして出版社の社長の式辞のあと、各賞の授与が始まった…



「新人賞は、さよなら先生を書いたアユミさん…」


新人賞と優秀賞には、賞金と書籍化が約束されている。

そして、ついに涼太の名前が呼ばれた…


「優秀賞、ケータイ小説作家に恋をしましたを書いた涼太さん…」

涼太は名前を呼ばれ、既に4人が並ぶ表彰台へと上がった。


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