ケータイ小説作家に恋をしました。


会場に入ると、耳が痛いほどの拍手が沸き起こり、眩しいライトに照らされて一瞬フラついた。


そんな涼太を何者かが、ガシと支えた。
そして、耳元でささやく…


「頑張ったな涼太」


ハッとして、その声の主を見てあまりの状況に声を失った。

確かに今思えば、やたらとケータイ小説には詳しかったし、あのチェックの完璧さは普通ではない。


「じゃあな涼太。
俺一応、特別審査員だからよ」



シャコにばかり気を取られていたが、ケータイ小説家として特別審査員になっていた人が他にもいた…


"Takashi"!!



涼太はまったく聞かされていなかった。


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