ケータイ小説作家に恋をしました。


そして
いよいよ表彰式の日…


涼太は朝一番の新幹線に乗り、東京にある出版社の本社ビルに向かった。


新幹線の車窓から走り行く景色を眺めながら、涼太は複雑な心境だった。

特別審査員であるシャコがいた場合、何と言って会えば良いのか分からなかったし…

かといって、メディアに顔出ししていないシャコが表彰式に来なかった場合、ずっとリアルの涼太と小説家の涼太とを演じ続けなければならない。



「ふぅ…」


東京までの5時間余り、ずっと気が重いため息ばかり吐いていた…


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