ケータイ小説作家に恋をしました。


ケータイ小説コーナーの一番目立つ場所に、シャコの本はこれでもかというくらいにズラリと並んでいた。


「おお~!!
あったあった"天恋"!!」


死者、行方不明者1万人…
キャッチコピーもあのホームページで見たままだ。


涼太はレジの目の前で、堂々と立ち読みを始めた。



読み始めてしばらくすると…
まるで自分の部屋で寝転んで読んでいる時の様に周囲の雑音が消え、自分がその小説の主人公になったかの様に、ドップリとその世界に入り込んでしまった。



出会い…
そして永遠の別れ…

主人公だけでなく、作品の想いまでが心の中に流れ込んでくる。


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