「保存だ!!」


涼太は一通り会話が終わったあと、SDカードに送信されてきたメールをすべて保存した。

そして、朝まで携帯電話を開いてはニヤつき…
閉じては開いてニヤつく行為を、果てしなく繰り返した。


携帯電話のメールを開くボタンは、涼太の熱気によりすり切れて変色していた。



ああ涼太よ…
君はどこに向かうのか?


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