玄関先に転がった涼太は、喉を押さえながら立ち上がった。


「ウゲッ
普通、可愛い息子にカウンターでラリアットするか…
死ぬかと思った」


階段をはう様に上がると、部屋の真ん中に置いてあった携帯電話を見た。

ひたすら笑みがこぼれてくる…


「おっ、そうだ!!
とりあえず、このお宝メールアドレスを登録してえかないと」


涼太はすかさず、メールアドレスをアドレス帳に登録した。

しかもそれだけでは不安で、マイクロSDにもバックアップし、更にもう一枚差し込みバックアップのバックアップをした。



万全の体制を整えると、ついに涼太は返信をする事にした。


どうするよ?

まだ100%シャコと決まった訳ではないし、この場合まったく知らないといった感じで返信するべきなんだろうな…


涼太は散々悩んだ末、あくまでもシャコなんて知らないという事に決めた。


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