ケータイ小説作家に恋をしました。


「ハァハァ…ふぅ…」


涼太はギリギリ扉が閉まる直前に電車に飛び乗ると、空いていた席に深々と座った。


まったく…
何が赤いワイヤーロープで、シャコと結ばれているだよ。

会えるどころか、ただ電車賃使って変質者呼ばわれする為に来た様なものだ…

やはり、俺は不幸な星の下に生まれた、アンラッキーボーイなんだな。


涼太は自分の無謀な行動を棚に上げ、独り哀愁を漂わせながら窓の外を見ていた。



でも…
さっきの女の人、何かずっと知ってた様な気がするんだよな。


涼太は乗り継ぎを繰り返し、地元へと帰って行った。


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