ケータイ小説作家に恋をしました。


電車を乗り継ぎ、5時間と30分余りが過ぎた頃…

ついに涼太はミナミに到着した。



「一体、どこからどこまでがミナミなんだ?

ってかここ…京都?」

涼太はミナミが大阪だという事すら、分かっていなかった。


とりあえず
プレゼントを買うという事は、繁華街をウロウロしているに違いない。

お店が並んでいる辺りを、重点的に歩いてみよう…


涼太は人通りの多い道を選んで通り、それらしいお店を順番に歩いた。


手掛かりはひとつだけ…

余りにも何度も巻き返し繰り返し見た為、擦り切れて摩擦でボヤ騒動に発展したビデオで記憶した後ろ姿だ。


しかし実際…
後頭部を見つめる男は、かなり危ない。


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