あたしが唇を噛み締め、その教師を睨んでいるとふいに離された腕。 「………?」 そこには黒髪の氷のような瞳をした、あなたがいた。 「…………」 そのひとは無言で教師の腕をつかむ。 あたしはその隙に逃げ出した。 これがあなた、 穂積ゆき(ホヅミユキ)との 出会いだった。