結局私達の結婚の話しは、隆介が大学を卒業してからとなった、



つまり今の状態は婚約者ということだ。


今結婚できなくても私は幸せ!





「――――今日でこの学校とも、この通学路も最後になっちゃうなんて寂しいな…――」



しみじみしていると、





バタバタバタ!!


「ざぁや~!!!」


泣き顔で走ってきた綾乃