ただでさえ激務の戦場勤務

ましてや彼らは連日、第三軍の猛攻にさらされる身

満足いく食事でも出なけりゃ不満も出てくる。

「なしてメシが、こんだけしか無いんじゃ〜?下っぱに食わすメシは無いってか?」

兵士達の精神は荒んでいく。

「実は…連日のヤポンスキー(日本兵)の砲撃で埃まみれになったんで水をまいたんだ…そしたら…」

そしたら…?

腹をすかせた兵隊は、ごくりと唾を飲み込みながらセリフの続きを待った。