あれから数日。

私はあの時のあの人の顔が頭から離れなかった。


また会わないかな?

これが一目惚れってやつ?


「もう。本当かっこいいんだよ。」

「優香がそこまで言うのって相当だよね。」


私はファミレスに一緒に来ている親友の真菜にこの前あったことを話した。


「もう会えないと思うけどさー」


てか、会えてこんな気持ちになったのも奇跡だよね。

運命でもない限りもう一生会えないよ。


「でもさーそれじゃ、真菜のおかげだよね。」

え~~~~???

何言っちゃってんの??

「だってさ、真菜があの日ドタキャンしなきゃ会えなかったわけでしょ?」

ま、真菜さん・・・

勘弁してよ。(笑)

「私これ食べた~い。」


私は真菜の発言にシカトしてメニューのケーキを指差した。


「優香~~~シカトはやめてよ。」

「真菜が変な事言うからじゃん!」

「もう言いません!」

そりゃさー

真菜に彼氏が出来てクリスマスはその人と過ごすからってドタキャンされたのがきっかけだけど、そのせいで私は一人寂しいクリスマスを過ごさなきゃならなかったんだから・・・

反省はしてほしいよね。