マネキン

「なんで…」

俺は紙袋の影から少し見えてるマネキンの黒髪を、じっと見つめた。

すると、髪の毛が少し動いた。


(サッサッ…)


マネキンの首が動いている…!

目が離せない。
あまりの恐怖で、体が動かない。