マネキン

(キィ…)

扉が開いた。


中は散乱していてぐちゃぐちゃになっていた。

「うわっ!汚い」
真由美ちゃんが顔をしかめた。
俺や正也も唖然とした。

今にも何か出てきそうな雰囲気で、空気が冷たく、重たくなった。
霊感が無い俺でもわかるくらい、ここはヤバいと悟った。