「でも結局…もう2度と舞華は家に戻って来なかった……」



救急車で運ばれる途中で…そのまま呼吸が止まった舞華ちゃん……。



運ばれた病院でもどうする事も出来なかったという。



「俺が病院に駆けつけた時には、もうすっかり冷たくなった舞華がいた…」



舞華ちゃんは本当に消えてしまいたかったのかな?



こんなに今もあなたの事を思うお兄ちゃんがそばにいるのに……。



そばにいたのに……



あなたは何故いなくなってしまったの?



残された家族の事を…舞華ちゃんはどう思ったのだろう。



あなたが大好きだった智也君は、あなたが消えてしまったその日から……



ずっとずっとね、立ち止まったままでいるんだよ。



前へ進めずに1人で悩んでるのは、今はあなたではなく、あなたの大好きだった智也君なんだよ。



苦しくて、苦しんで…傷ついた智也君。



でも心配しないで。



私がそんなあなたのお兄ちゃんを……



助けてあげるんだ。



ねぇ……舞華ちゃん…



いいよね??