母はいつも一生懸命で…、強く生きようと前向きで、



そして必死になって働いている。



そのおかげで私の生活も成り立ってるんだ。



それは分かってる。分かっていても、この気持ちは消えないんだ。



私にとって…母は、どうしても『遠い人』で、



他人のような感覚があるって、小さな頃から、



ずっと、ずっと心のどこかで思ってる。



それは何?…って自分に問いかけるけど……



どうしてそう思うの?って思うけど……



答えは今も見つからなくて、



私は母が、母親が、好きじゃないのかもしれないって最近ではそう思う。



でも、たった2人きりの家族なのに…そう思うのは良くないに決まってる。



なのに、私は母に自分から…壁を作り、距離を作り、距離を置いている。



それに気づき、そんな現実に向かい合う気持ちを持ったのは、



智也君を大事に思い始めてからかもしれないな。