少年の体を打ち抜いた銃弾は 体の至るところに命中していた。 酷い痛みと体が消えかかるのが分かった。 「…ッ……」 『残念だったな。撃て…』 バンッ… みるみる少年が消えていく… 「…あ…シャル…」 君に━━━… 最後に… 少年は必死にシャルアムに手をのばすが、消えていく体は距離のもどかしさを知らしめる… 『もぅそいつを守るものはもぅいない。ご苦労だったな…少年…』 バン━━━━━━━…