風に響く口笛−−… 流れる水の音… 木の上にはいつかの子供がすわっていた。 「シャルは思い出したいのかね…あの日のことを」 子供は呟くと空を仰ぐ。 「それとも…箱の仕業なのか…」 子供は木から降りた。 「彼にとってもシャルにとっても決して思い出したくない過去のはずなのに…」 子供はそぅ呟くと何処かへいってしまった。