へ〜
1年の中で最大のイベントなんだ…
「懐かしいな〜」
店長は昔の思い出に浸りながらタバコを一本取り出し、外へ出た。
あたしがいるから気を遣わせて外で吸っているんだと思う。
「あたし、クリスマスまでにはもう女子高生じゃなくなってるな」
みんなあたしの一言に一時停止。
「学校…辞め…るんですか?」
「3学期はお腹目立てきてどうせ辞めるハメになるし…2学期で女子高生時代を終わらせようと思って」
これはあたしが考えに考えた末、出した結論だ。
悩んで悩んで…
やっぱりこれが1番いい方法だとあたしは思った。

