「なぁ結奈ー」 「んー?どうしたの?健」 「前から思ってたんだけど…禁煙してるの?」 「……へ…?」 あたしは一瞬、理解できなかった。 倉庫にいるみんながあたしの言葉を待っている。 「…あたしが禁煙?」 「結奈が禁煙なんかするワケないだろ?バカだな、健は」 裕也はふっと鼻で笑って健をからかい、タバコを取り出した。 「あーだめだめ!!!!」 そんな裕也に叫んだのは玲奈。 「なんでダメとか言うんだよ。いつも吸ってんじゃんか」