いつもバイクで通りすぎていたカフェに入った。 「ここ来たことある?」 「…ない」 さっきから質問しても、返事をするだけ。 あたしはどうすることもできなくて、黙ってしまった。 すると 「…話ってなんだ」 純が珍しく口を開いた。