「急げっ」
いつもおとなしい健が声を張り上げて下っぱに指示をしている。
ついにきちゃった…決戦の日…
ほんとは学校だから玲奈と行ってみたら…みんな居なかった。
そしてタクシーをつかまえて2人で倉庫に来たらこのありさま。
「黙っていくつもりだったんて…玲奈、かぐや(かぐや姫)行ってくる!!」
玲奈はそのまま走って消え、あたしは倉庫にある救急箱を持ってソファーに座った。
純の特効服ある…
ってことはまだ居るのか…
「来たのか」
「そりゃ心配で学校になんて居られないよ」
「具合悪りぃんだから休んで治せよ」
「大丈夫。ここで休んでるし。頑張ってね、純」
「おう」
純はバサッと特効服を羽織り、倉庫を出た。

