「──ッ」 「おい、どうした!?」 突然の頭痛。 事故の影響だと思う。 最近は、なにか見えるけど…よくわからない。 あたしはまだ…記憶が戻っていないんだ… 「大丈夫か?」 「……うん…。なんか見えたの…。でもわからない」 「きっと思い出すから、大丈夫だ」 純に頭を撫でられ、なんだかほっとした。 「結駆のこと、思い出せる日きっとくるよ」 店長もにっこり笑いかける。 そうだよね、きっと… 思い出せる…よね…?