黒アゲハ Ⅲ -運命- 【全完】



美味しそうに食べるみんなを眺めていると…

なにかがドサッと置いてある。


ん…?

なにあれ?

え…ゴミ袋じゃない?あれ…


「なにあのゴミ袋?」

「あれねぇ、チョコだよ〜もらったの」


口をもぐもぐさせながら、関係なさそうに言う健。


「誰の?」

「知らなーい」


え?知らない!?

健もらったんじゃ…ないの?


「あの右の袋と白の紙袋が純で…その隣の紙袋2個が俺で、健のがゴミ袋に入ってるのと、散らばってるので…冷蔵庫のとこにあるのが裕也で、ここにあるのが拓磨の」


流星が説明してくれたけど、かなりの量だ。


全部食べたらかなり太る。

食べんの大変そう…