黒アゲハ Ⅲ -運命- 【全完】



森だと思ったのだが、全然森でも林でもなく…

ちょっと進むと小さな公園だった。


「うわーブランコだ!!」


子どもみたいにはしゃぐあたしに、純は「子どもみてぇ」と笑った。


「ブランコよりも、こっちこい」

そう言われて純の隣に行ってみると…


綺麗な夜景がみえた。


「なにここ…めっちゃ綺麗…」

「あの海、夏行った海だぞ」

「え?そうなの?あの海はここから見ても綺麗なんだね…」

「そうだな」