純は丁寧に包装から香水を取り出してさっそくつけた。 「これいい匂いだな」 「純のためにめっちゃ時間かけて選んだんだから」 「嬉しいわ。ありがと」 「////」 まさか純からお礼言われるなんて… 言っちゃ悪いが…思ってもみなかった… 余計にハズくなったあぁ//// 「俺も結奈にプレゼント」 そう言って純があたしに小さな箱を取り出した。 「──へ?」 それを開けたあたしの第一声は、なんとも間抜けな声だった。