黒アゲハ Ⅲ -運命- 【全完】



「結奈」


優しくて安心する声があたしの名前を呼ぶ。

そしてゆっくりと唇が重なった。


「メリークリスマス」


そっと耳元で呟かれ、はっと時計を見ると…

時刻はぴったり12:00


「メリークリスマス…//あ、プレゼントあるんだった」


照れ隠しをするように、あたしは純のプレゼントを取り出した。


なんかこんなカップルらしいことすんのあんまりないからハズい…//


「はいどうぞ」

「開けていいか?」

「もちろん」