あたしはその代わりに出発する車に手を振った。 「ほら、冷えっぞ」 「あ、ありがと」 さりげなくしてくれる純の優しさが、あたしはとても嬉しい。 「もうすぐクリスマスだな」 「あ、ほんとだ。あと5分もない…!!」 「来年は…今ごろ寝てんじゃね?」 「そうかもね!!疲れきってるかも〜」 ソファーで座りながら未来について話す。 楽しみで楽しみでたまんない。 きっと純も同じだ。