「ちょっとまって、小西には二人しかいないじゃないか。パーティーでも君と同じ位のこなんて」



「僕らの妹はパーティーには参加しない。最後に出席したのは10年くらい前です」





「もうよろしいでしょうか」



「あぁ。だけどこの紙持っいけ」

白い紙を二つに折った、ごくごく普通の紙だ。


「なんですかこれは」





「帰って一人になったらあけな」





「わかりました。」




「じゃあな」



「失礼します。」



「バイバイ」



「ホンじゃ」



「……。」


一人を除いていいたいことを言って帰って行ってしまった。



 -観客side-