「天王寺様はね、とっても優しくて素敵なお方なのよ。」
「へー」
「きっと理沙にもよくしてくれるよ。かっこいいしな」
「ふーん」





さっきから何なの?天王寺さんそんなにほめて...
「ついたー」
おっきなホテル。
「このおホテルも天王寺様が経営されてるんだよ」
「へー」
まったく興味ないです、ごめんなさい天王寺さん。
ご飯おいしければいいです。







エレベーターに乗って35階。
最上階...レストラン。
何食べれるんだろ?
さっきからそれしか考えてないや。







ボーン...と鈍い音がして扉が開く。
あ、いきなりフロア...
千恵さんのとこと一緒だ。








「天王寺様、お招きありがとうございます」
深く頭を下げる二人を見てあわてて頭を下げた。
「娘です」
父があたしを紹介した。
「中西理沙と申します。いつも父がお世話になっております」
こんな感じでいいのかな?
お母さんを見ると感動した目でこっちを見てた。