「おまたせー」 ばっちりメイク。 きれいにまかれた髪。 ピンクのワンピース。 どれも似合いすぎてる。 まるで、すべて理紗のためにつくられたように。 「可愛い」 「や、やめてよっ」 「かわいぃぃぃ」 「もう!」 「すいません...」 静かに理紗のてを握る。 理紗は一瞬俺を見上げたけどすぐ笑顔になって、前を向いた。 「理紗、どこ行きたい?」 「あたしー...買い物行きたい!」 ってことで近くの有名なショッピングモールへ。 手をつないで、こんなとこ歩いてたら... ほんとの恋人みたい。