そのあとしばらく語った二宮は眠いという理由で帰って行った。





≪おはよ。今日頼んだぞ(^u^)≫
≪了解です。≫
寮の前に奈々発見。
「奈々!おはよう♪」
「おはよう!遅刻するよ、いこ♪」
奈々は珍しく巻き髪だ。
スカートも心なしか短く見える。





「奈々、今日何かあったっけ?」
「へ?何?」
「いや、髪巻いてるし、スカートみじかいから...」
奈々は不思議そうにあたしを見てる。
「何でもないよ」
「そっか。」




そう言えば王子のこと好きかもって言わなきゃなんだよね。
誰に言おう?
奈々に言ったら本気だと思われるし、広まらない。
あたしが選んだ相手は...
普段適当に絡んでるクラスメート。
男好きで、口が軽いって有名。






「麻衣ーちょっと相談が...」
「ん?恋愛?」
からかうように笑う麻衣。
「うん...」
あたしは深刻そうな顔を作る。
「え?!マジ?」
あたしが恋愛の話をするとそんなに驚きなんだろうか...
麻衣はかなり驚いた顔をして駆け寄ってきた。