あの日隼人は、あたしを強く強く抱きしめてくれた。

お腹が痛くて動けないあたしを寮まで送ってくれて…

車から降りる瞬間…
ふれるだけの軽いキスをした。



「……っ!」
「またね、理沙」


優しい笑顔に…またキュッとなる胸。

隼人、ほんとにありがとう。