恋人以上、恋人未満。



またもや愛撫を始める隼人の手。

繰り返し訪れる快感の波にそろそろ我慢も限界……。


「理沙、声、我慢してるの?」
優しい笑顔でそう問いかけられる。



声をうまくだせなくて、首を横にふった。


「大丈夫だよ、誰もこないし」
「んっ…でも」
「大丈夫」


そういって胸の先端に優しく唇を押し付ける。




「んぁっ………」

我慢しても漏れる甘い吐息。


「理沙……好きだよ」
一瞬…時がとまる。

きっと隼人は深く考えずに…
ただ行為の一部として言った。


でもあたしにその言葉は深く響いた


あたしも好きだ、と隼人にいえなかった。