優しくあたしの胸を揉む隼人の手。
あたしはもう力を出すことすらできずに、ただただ隼人に身をまかせる。
「んん…はや…」
「ん??」
「のぼせちゃ…う」
ずーっと熱いお湯につかってるせいで頭がくらくらしてきたのだ。
「あぁ、そっか。一度お湯からでよう」
一度ってなんだ?
と思いながらも、うまく頭がまわらず、うなずいた。
「こんな事もあるかと思って…」
といいながらあたしを何かの上にそっと寝かせた。
周りをキョロキョロみまわすと、草や木に囲まれた小さめのベッド。
小さめといってもタブルサイズはある…ね。
横の棚には小さなかごに入ったあれ。
あの…愛の営みの必需品。
なんでこんなとこに!?
ってか…え!?ヤるの?!

