「わかった!」
「じゃ明日よろしくな」
「そんなんでうまくいくの?」
「大丈夫。高校生は他人の恋愛が大好きだから」
「なるほど...」
二宮に説得され作戦にのったあたし。






作戦会議が終わってからなぜかあたしのプリんを食べてる二宮。
「あたしのプリンー!」
勝手に冷蔵庫開けてるし!
勝手にスプーン使ってるし!
「いいじゃん。一口たべる?」
「食べる」
あーん。とスプーンをこっちに向ける二宮。





「ん。おいひ♪」
「かーわい♪」
子供っぽいって言いたいんでしょうか?
「意外と子どもなんだ?」
「子供じゃないし!意外って何?」
「みんなクールって言ってんもん。何言っても反応薄いし、滅多に笑わないって。」






クール?笑わない?
なんて勝手な想像なんだ...。
あたし超笑うし...クールじゃないし。
「間接キスとか気になんねーの?」
急に真顔になる二宮。
「ん。別に?}
「そうなんだ。モテる女は男に免疫あるからな。」
「免疫なんかないし(笑)」
「お前可愛いって評判よ?」
「可愛くないし...奈々の間違いでしょ?」





「俺も顔は超可愛いと思う。ま、性格猫かぶりだし...?」
ニヤッと笑ってこっちを見る二宮。
「うるさいし!自分もでしょ!」
「ほら、何か可愛い。」
そんなかっこいい顔でそんなこと言われたらたぶん女の子みんな二宮に惚れるよ。