「ぅ………む?」
「理沙おはよ」
あたしの顔をのぞき込んでいたのは隼人。
「ゎっ…?!」
「体、大丈夫?」
「ぇ?なんのこ……ぃっ」
下腹部に痛みが走った。
「ぁららら…」
あたしの背中を優しくさする隼人。
「はげしかったかな…?」
「だいじょ…ぶ。」
多分全然大丈夫じゃなさそうな顔だと思うけど、一応作り笑い。
「強がり……ちなみに今朝の10時だけど大丈夫?」
「全然だいじょ……うぶなわけなーーーーいっっ」
勢いよく立ち上がったおかげさまで、腰とお腹に激痛が走りベッドに倒れ込む。
どうやら思ったより重症らしい。
「理沙、ムリするな?」
「ごめ…大丈夫なんだけどっ」
全然大丈夫じゃないですー!
言葉の嘘とは裏腹に目には涙が浮かぶ。